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「ルポ 難民化する老人たち」

こんにちは。広報の草野です。

2015年の調査によると、世界の高齢化率ランキング第1位は日本、2位がイタリア、3位がギリシャとなっていて、日本では総人口の26%を65歳以上の方が占めています。そんな超高齢社会の日本で、高齢者に直面している問題を丹念に取材し、1冊にまとめたのが「ルポ 難民化する老人たち」という本です。実はこの本の中で、ホームネットが提供している安否確認サービスが紹介されています!!

本書では「年金が足りない」、「仕事がない」、「頼れる人がいない」、「子どもが自立しない」、「介護施設が足りない」、「ローンが終わらない」等、全10章に渡って高齢者の様々な悩みを取り上げています。中でも私が怖いと感じたのは、生活保護支給額よりも低い国民年金に頼る高齢者たちの貧困や介護の実態についてでした。生まれつき恵まれない境遇だとか、本人の自堕落さの結果というだけではなく、ごく一般的なサラリーマン生活を歩んできた方がこういった問題に直面していて、他人事では済まないと感じます…。

ホームネットが提供している安否確認サービス「見まもっTELプラス」は、「頼れる人がいない」の孤立死をテーマにした章で紹介されました。このサービスは、週2回の安否確認と、居室内での孤立死の際に原状回復や遺品整理の費用を100万円まで補償するサービスです。こういった見守りサービスがあれば、離れて暮らすご家族の体調の変化を定期的に知ることができ、不慮の事故があった場合にも、早めに発見することが可能です。有難いことに、本書を読んでこのサービスを知った方から直接お問合せをいただくこともありました。

【ホームネット】ではこうした見守り等の緊急通報や、徘徊高齢者の位置探索サービス、相談窓口となるコールセンターサービス、【エルズサポート】では部屋を借りることが難しい高齢者の方も保証する家賃債務保証、【エイプレイス】では最後まで自宅で過ごしたいと願う高齢者をサポートする在宅介護事業を行っています。読めば読むほど老後が怖くなる本でしたが(笑)、今後ますます高齢化していくことが明らかな日本で、ホームネットグループの行う各事業の必要性を再認識する機会にもなりました。

興味のある方は、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。

written by 草野